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コラム

2025/06/20

リフォームとリノベーションの違いとは?暮らしをもっと快適にする選択のヒント

 

 

はじめに 〜住まいを“見直す”タイミング〜

「最近、家の中がちょっと使いづらくなってきた」
「水まわりが古くて不便…」「子どもが大きくなってきたので部屋を増やしたい」

こうした日常のちょっとした違和感が、「住まいを見直すきっかけ」になります。そんなときに候補に挙がるのが、「リフォーム」と「リノベーション」という選択肢。テレビやネットで見かけることも増え、すっかり身近な言葉になりました。

ですが、「結局どう違うの?」「自分にはどちらが合っているの?」という疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、リフォームとリノベーションの違いとそれぞれのメリット・デメリット、向いているケースや選び方のポイントまで、詳しく解説します。


第1章:リフォームとは? 〜“元に戻す”という考え方〜

「リフォーム」という言葉は、直訳すると「改修」「修繕」。住宅業界では、老朽化した建物や設備を新しくし、“元の状態に戻す”ことを指します。

◆ 具体例としては…

  • 経年劣化したキッチンを最新のシステムキッチンに交換
  • 傷んだフローリングを張り替える
  • お風呂の浴槽だけを新しくする
  • 外壁を塗り直す

つまり、古くなったものを新しくすることが主な目的。原状回復や美観向上、設備の更新など、家の“機能”を元に戻す・維持するための工事が「リフォーム」です。

◆ リフォームのメリット

  • 工事期間が比較的短い(数日〜1ヶ月程度)
  • 費用が抑えやすい(数万円〜数百万円)
  • 部分的な施工が可能
  • 補助金や助成制度の対象になりやすい

◆ リフォームの注意点

  • 間取り変更には不向き(構造はそのまま)
  • 大規模な設計変更やデザイン性の追求には限界あり


第2章:リノベーションとは? 〜“つくり変える”という発想〜

一方、「リノベーション」は、「革新・刷新」という意味を持つ言葉。住宅業界では、住まい全体を見直し、新しい価値や使い方を加えるような大規模な改修工事を指します。

◆ 具体的には…

  • 2LDKを1LDKにして広々とした空間に
  • キッチンを対面式にして家族との会話をしやすく
  • 水まわりの位置を変更して生活動線を改善
  • 断熱性や耐震性を向上させ、性能そのものをアップ

いまの家の構造や間取りにとらわれず、「自分たちのライフスタイルに合わせて住まいを再設計する」という視点で行われるのがリノベーションです。

◆ リノベーションのメリット

  • 間取りやデザインの自由度が高い
  • 建物の性能(断熱・耐震など)も向上させられる
  • 中古物件を自分好みに生まれ変わらせられる
  • 長期的に見た「住まいの資産価値」が上がる可能性も

◆ リノベーションの注意点

  • 費用が高くなる傾向(数百万円〜1000万円以上)
  • 工期が長くなる(2〜4ヶ月以上)
  • 事前の設計・打ち合わせが重要
  • 法的な確認申請が必要な場合もある(特に構造変更時)


第3章:どっちがいいの?迷ったときの判断ポイント

では、実際に自宅の改善を検討する際、リフォームとリノベーションのどちらを選ぶべきなのでしょうか?
ポイントは、「何をどこまで変えたいのか」「どれくらいの費用や期間をかけられるのか」「将来の暮らし方をどう描くか」です。

◆ こんな人はリフォーム向き

  • 設備の老朽化をなんとかしたい
  • 今の暮らしに大きな不満はない
  • 予算を抑えて必要最小限に改善したい
  • 短期間で終わらせたい(住みながら施工したい)

◆ こんな人はリノベーション向き

  • 間取りを変更したい/空間を広く使いたい
  • デザインや素材にこだわりたい
  • 家族構成やライフスタイルが大きく変わった
  • 中古住宅やマンションを購入して、自分たちの理想の形にしたい


第4章:費用や期間はどのくらい?

リフォームとリノベーションは、規模によって大きく費用も期間も変動します。

工事内容 費用目安 工期
水まわりリフォーム(キッチン・浴室など) 50〜200万円 1〜2週間
内装リフォーム(床・壁・天井など) 20〜100万円 1週間〜1ヶ月
リノベーション(フルスケルトン) 600〜1500万円 2〜4ヶ月以上
中古物件購入+リノベーション 物件価格+500〜1000万円 物件探しから半年以上かかることも

※地域・広さ・構造によって大きく異なります。


第5章:実例紹介 〜こんな暮らしが実現しました〜

 

◆ 事例1:築60年の戸建てをリフォームして快適に

古民家の風合いを活かし、時代の変化に合わせた、高性能で快適な暮らしを叶えました。建物の歴史を感じながら、より暮らしやすい、快適な住まいへと生まれ変わりました。

 

◆ 事例2:中古マンションをフルリノベーション

2つの和室をつなげて誕生!開放感あふれる大空間LDKへ。仕切られていた和室2部屋をつなげ、のびのびと過ごせる開放的なLDKに生まれかわりました。


第6章:まとめ 〜未来の暮らしを描く選択を〜

住まいを見直すということは、単に「古くなったものを直す」だけではありません。
それは、これからの暮らしをどう過ごしていきたいかという、人生そのものを見つめなおす機会でもあります。

「小さな不満を改善するリフォーム」も、「理想の暮らしを形にするリノベーション」も、
どちらもあなたと家族の暮らしをより豊かにする手段です。

まずは「どうしたいか」「何に困っているか」を整理して、専門家に相談してみましょう。
最初の一歩はそこからです。

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