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コラム

2025/02/08

和室・畳からフローリングにするには?失敗しないために気をつけたいポイント!

リノベーション・リフォーム・畳

 

部屋の雰囲気を変えたい、使い勝手を良くしたい、など理由は様々ですが畳の部屋をフローリングに張り替えるリフォームは人気があります。張り替える、フローリング風のマットを敷くなど、和室を洋室風にする方法はいくつかありますが、畳からフローリングに変えるときは気をつけないと仕上がりがうまくいかないことがあるのです。

 

和室・畳の部屋をフローリングにリフォームするには?

 畳からフローリングにするリフォーム方法は主に2パターンあります。

✔畳の上からフローリングを敷く(DIY)

畳の上にフローリングを敷く方法は、お手軽でコストも抑えられる方法です。

しかし、湿気がこもりやすいためカビがはえてしまったり、ダニが発生しやすいというデメリットがあります。

また、既存の畳をそのままに上からフローリングを重ねるため、隣室との段差ができてしまう点にも注意が必要です。

特に、お年寄りや小さなお子さんがいるご家庭では、小さな段差でもつまづいてケガをしてしまうこともあるのであまりおススメできません。

 

【メリット】

・コストを抑えられる

・DIYでもできる

・賃貸物件でも原状回復が容易なので取り入れやすい

【デメリット】

・湿気でカビが生じやすく、ダニの発生もしやすい

・段差ができてしまう

 

 

畳をはがしてフローリングを敷く

畳をはがして、フローリングを張る方法です。

下地の高さも調整するので段差もなく、きれいな仕上がりになります。

段差がないため、隣室と繋げてワンフロアのようにリフォームすることも可能です

張り替えはDIYでは難しいので、施工店に依頼する必要があります。

畳をはがすのでカビやダニの心配もありません。

 

【メリット】

・段差がなく見た目も美しく、つまづきなどの心配がない

・ダニやカビの心配なし

【デメリット】

・コストが高い(選ぶフローリングのグレードによっては高額になることも)

・DIY施工は難しい。施工店に依頼が必要

・工期がかかる(1~3日)

 

以上のように、衛生面や安全面から、畳の上にフリーリングを敷くことは避け、リフォーム業者へ依頼することをおススメします。

 

畳からフローリングへのリフォームで後悔しないための5つの注意点

 

畳からフローリングへのリフォームは、慎重な計画と注意が必要です。

以下に、後悔しないための5つのポイントをご紹介します。

 

 

フローリングの下に断熱材を入れて足元が冷えない床にする

フローリングを張ると床が冷えやすくなることがあります。

したがって、フローリングの下に断熱材を入れることで、足元の冷えを軽減することが重要です。

 

隣室との段差解消など使い勝手の良い部屋づくりが大切

畳からフローリングへのリフォームでは、隣室との段差が生じることがあります。

特に畳の上にフローリング風のマットを敷く場合、段差が生じやすいため、厚みの少ない素材を選ぶことや、薄いマットを活用することで高さを調整しましょう。

可能な限り段差を解消したい場合には、高さ調節がしやすい、畳を撤去してフローリングを張るリフォームがおすすめです。

 

防音性を意識した施工内容にする

フローリングには、音や振動が伝わりやすい特性があります。

特にマンションやアパートでは、隣室との間での騒音問題に注意が必要です。

「防音床材」の導入や、クッション性のある素材を選ぶことで隣室への音の伝達を抑えるなど、防音性を意識した施工が求められます。

 

湿気・カビ発生を防止できる施工内容にする

フローリングは湿気に弱い素材です。特に湿度の高い場所では、カビの発生が懸念されます。

したがって、湿気に強い床材を選定することで、湿気やカビの発生を防止することが重要です。

特に、浴室やキッチンなど湿度の高い場所では、防水性の高い床材を選びましょう。

 

内装デザインも検討する

畳からフローリングへのリフォームにおいては、内装デザインも重要な要素です。

和室から洋室への変更に伴い、壁や天井の仕上げ、建具のデザインなども検討しましょう。

リフォームする際は、統一感のある内装にすることが重要です。

 

好みのフローリング材を選ぼう!

フローリング材は大きく分けて2種類あります。

 

✔合板フローリング

複合フローリングとも呼ばれ、複数の板を接着剤で張り合わせたフローリング材のことです。

 

【メリット】

・コストを抑えられる

・耐水性がありキズにも強い

・湿度に強く、膨張や収縮などが生じにくい

・お手入れが楽

【デメリット】

・合板が剥がれると補修が難しい

 

無垢フローリング

天然木の1枚板を加工したもので、自然素材ならではの温かみと肌触りが人気です。

 

【メリット】

・自然の調湿効果がある

・自然素材なのでシックハウスなどアレルギーの心配がない

・経年劣化を楽しめる

【デメリット】

・コストがかかる

・汚れやすく、手入れが大変

・下地に防音対策が別途必要

合板も無垢材もそれぞれメリット・デメリットがあります。

どの機能を優先させたいのが見極め、選ぶようにしましょう。

遮音基準を満たしたものを選ぶと、下地の防音工事の手間とコストが抑えることができますよ。

 

和室リフォームの費用目安について

 

 

畳からフローリングにリフォームにする際の費用相場は約8万~30万円です

  4.5畳 6畳 8畳
複合
フローリング
張り替え 約10万円 約18万円 約22万円
重ね張り 約8万円 約15万円 約18万円
無垢
フローリング
張り替え 約13万円 約25万円 約30万円
重ね張り 約11万円 約22万円 約26万円

リフォームにかかる費用は、施工方法や畳数の他、フローリング材によっても変わります。

なるべく費用を抑えたいなら、フローリング材は複合フローリングを選び、DIYでも対応可能な重ね張りでのリフォームがおすすめです。

ただし、張り替えによって畳から新しいフローリングに変えると、仕上がりの美しさはもちろん、メンテナンスの手間も省けます。費用をかけてでもいいから仕上がりにこだわりたい、掃除を楽にしたいという方には張り替えが適していると言えるでしょう。

 

まとめ

以上、今回は和室・畳の部屋のフローリングリフォームについてご紹介しました。

ただ床材をフローリングに張り替えるだけでなく、断熱性アップや結露・カビ対策を一緒に行うこと、そしてお部屋全体をトータルでオシャレで使い勝手の良いお部屋へとリフォームをすること。

この2つを参考に、後悔のないリフォームを検討してみてくださいね。

気になった方はアーキホームライフまでご相談下さい😊💛

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