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コラム

2025/04/06

内窓を取付をするメリット・デメリットとは?快適な住まいを手に入れよう!

リノベーション・リフォーム・二重窓・内窓・窓

 

「部屋が暑すぎる、寒すぎる」「エアコンの効きが良くない」「結露の対処が大変」といったお悩みは、二重窓(内窓)の設置で改善する可能性があります。窓を二重にすることでお部屋の断熱性能が高まり、省エネ効果も期待できます。また、二重窓には多彩なメリットがあるため、合わせてチェックしてみましょう。

 

二重窓(内窓)とは?

二重窓のメリット・デメリットについて知る前に、基本的な情報を確かめておきましょう。

 

「二重窓」とは、今ついている窓の内側に、もうひとつ窓を取り付けたようなものになり、「二重窓」だけでなく、「内窓」「二重サッシ」と呼ばれたりします。つまりこれら3つは実は同じ「二重になった窓」を指しています。(以下、二重窓(内窓)で統一させていただきます。

二重窓は後付けすることができます。「新築ではないから」とあきらめる必要はありません。ただし、窓のタイプによっては取り付け不可なケースもあります。

 

二重窓と複層ガラス(ペアガラス)の違い

複層ガラスは複数のガラスパネルの間に空気やガスを封入するため、ひとつのユニットとして製造されます。一方、「二重サッシ」は2枚の窓(それぞれが単板ガラスでも複層ガラスでもよい)を平行に重ねて設置する方法です。2組の窓は別々に開閉することができます。また、「内窓」は既存の窓の室内側に重ねて取り付ける、リフォーム用の窓です。既存の窓枠やサッシを解体することなく、二重サッシにすることができます。

 

 

二重窓で使われる主なガラスの種類

単板ガラス

ガラス一枚のみで構成された窓ガラスです。安価ですが断熱 性能は期待できないため、二重窓を取り付けるなら別のタイプのガラスを選ぶのがおすすめです。

一般複層ガラス

2枚のガラスで構成されている窓ガラスです。ガラスの間に空気層ができるため、単板ガラスと比較して約2倍の断熱性能があります。

Low-E複層ガラス

2枚のガラスで構成されている窓ガラスですが、一般複層ガラスと違い特殊金属膜(Low-E膜)をガラスに施しているため、一般複層ガラスと比較して約1.5倍の断熱効果を実現しています。

合わせガラス

2枚のガラスに中間膜を挟み込んで作られた窓ガラスです。膜があることで、ガラスが割れたときの飛散を防止できます。防犯や防災、遮音目的の場合におすすめですが、断熱効果を期待する場合は「安全合わせ複層ガラス」をご選択ください。

 

二重窓(内窓)のメリット

住宅の窓を二重窓(内窓)にすると、大きなメリットが4つあります。

 

メリット①断熱できるからエコ

窓が二重になると、外窓と内窓の間に空気の層ができ、断熱効果が高くなります。ガラスの間の空気層が断熱材の代わりを果たし、夏は室内の涼しさを、冬は室内の温かさを維持できるのです。省エネが実現し、燃料費が安くなる大きなメリットがあります。

省エネで、CO2の抑制にも貢献できるため、二重窓(内窓)はエコで地球にやさしい窓といえるかもしれません。

 

メリット②結露対策になる

二重窓(内窓)にすると、窓の結露で悩むことはなくなります。寒い時期に、窓枠やカーテンにカビが発生する場合がありましたが、結露が原因のカビは発生しなくなります。

寒い朝の結露拭きや、結露を乾燥させるために寒い時期に長時間の換気をする必要もなくなるのです。結露対策にかけていた時間と手間がなくなるメリットも大きいですよね。

 

メリット③防音効果が期待できる

二重窓(内窓)が取り付けられることで、密閉性がよくなり、防音効果が期待できます。完全に外の音が聞こえなくなるわけではありませんが、二重窓(内窓)になることで、窓から入る音は小さくなるでしょう。

 

 

メリット④防犯効果が期待できる

二重窓(内窓)を取り付けると、ガラスが二重、クレセント錠も2つになります。空き巣や泥棒が侵入しようとすると、鍵を2つあけるか、窓を2枚割らねばなりません。二重窓(内窓)は1枚の窓より侵入に時間がかかり、ここはダメだと避けられる可能性が高くなります。

もし、しっかりした防犯効果を得たい場合は、防犯効果の高いガラスがありますので、内側のガラスを選ぶ際にご相談ください!

 

二重窓(内窓)のデメリット

二重窓(内窓)をつけるメリットは大きいのですが、小さいながらデメリットもあります。

 

デメリット①開け閉めが手間

二重窓(内窓)をつけると、窓を開ける際に、2つの窓をあける手間が発生します。頻繁に出入りする、ベランダなどではストレスになることがあるかもしれません。

デメリット②掃除の手間が増える

二重窓(内窓)でガラスが1枚増えるため、窓ふきの手間が増えます。しかし、2枚のガラスの内側は汚れることが少ないため今までと同じ内側と外側の掃除がメインになるでしょう。

デメリット③窓枠にものが置けなくなる

二重窓(内窓)は窓枠に取り付けるため、今まで窓枠に小物やちょっとしたものを置いていた場合、置けなくなってしまいます。ほんの少しのことですが、後で「あれ?」とならないようにチェックしておきましょう。

デメリット④意外と寒さを感じる

二重窓(内窓)のメリットに断熱効果がありますが、1つの部屋に複数の窓がある場合、1箇所のみ二重窓(内窓)にリフォームして他の窓がそのままだと、断熱の効果を感じることができず、リフォームしていない窓からの冷気で寒さを感じるケースがあります。

デメリット⑤設置費用が高額だった

二重窓(内窓)のリフォームは部屋全体・階単位で行うことが基本です。家全体を二重窓(内窓)にリフォームすると、思った以上に費用が高額だったと感じることがあります。

二重窓(内窓)はCO2排出削減のために国や自治体が、補助金で窓のリフォームを推奨しており、補助金や助成金を受取ることができる可能性があります。

 

内窓リフォームの流れ|施工完了まで1〜2ヶ月

 
実際に内窓のリフォームを行う場合、業者の選定から問い合わせ、施工完了までの流れを事前に把握しておきたいですよね。そこでここからは内窓リフォームの流れを解説します。

 

1.申し込み
無料調査を申し込みます。その後、電話・メール等でのやり取りを行い調査日を確定します。

2.現場調査訪問
お客様宅へお伺いし、ヒアリングを実施するとともに窓の状態や断熱性能等を確認します。

3.概算見積もり提出(補助金試算書も)
後日、内窓施工の概算見積りをご提出します。合わせて補助金の試算も行います。

4.本採寸実施(窓の仕様決め)訪問
概算見積をご確認後、施工のご依頼をいただけたら窓の本採寸を実施します。窓の仕様についてもこのタイミングで決定します。

5.本見積り・本契約
本見積もりをご確認いただき、契約を行います。施工実施日の日程も調整します。(ご訪問する場合もあり)

6.施工訪問
内窓の取付を行います。1日〜2日程度で完了となります。

7.お支払い
施工完了後、工事代金のお支払いとなります。補助金手続き等はそのあと実施します。(補助金の種類によっては、事前・事後申請が必要となります)

このような流れで内窓リフォームは行われます。調査の実施から施工完了まではおおよそ1ヶ月から2ヶ月程度となり補助金はその後、手続きが行われます

 

まとめ

気になる窓の結露。できる対策はいろいろありますが、おすすめするのは内窓リフォームであることを紹介しました。工期が短く、価格もお手頃。気軽にできるのに、うれしい効果がたくさんあります。結露防止、光熱費節約、防音効果、防犯性アップ、助成金が出るかも?・・とやらない理由が見つからないくらい、満足できるリフォームですよね。

結露でお悩みのあなたの家も、内窓リフォームで快適な暮らしを検討してみてはいかがでしょうか。

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